令和2年度の「過労死等の労災補償状況」
- 脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況
- 精神障害に関する事案の労災補償状況
- 仕事・職場におけるの原因とは?
- ではストレスになるとどうなるのか?
- ストレスをためないためには?
- 心理カウンセリングがもたらす効果について
- こころの病で労災件数が45年連続1千人を越える
- メンタルケア心理士は心理カウンセラーを目指す初学者に最適な資格
- メンタルケア心理士は通信講座で社会人や主婦でも目指せる資格
- メンタルケア心理士になるには?
- メンタルケア心理士資格取得後のスキルアップ資格とは?
- 今、心理カウンセラーが必要とされる理由
- メンタルケア心理士は幅広い分野で活躍できる資格
- メンタルケア心理士試験がこころ検定に変更された
- こころ検定によりメンタルケア心理士資格の受験資格が必要なくなった
- こころ検定とは?
- こころ検定試験概要
- こころ検定に変更後は在宅試験からCBT試験へ
- こころ検定のCBT試験ってどんな試験方法なの?
- こころ検定は4級から1級まで4段階
- こころ検定2級合格でメンタルケア心理士になれる
- こころ検定1級合格でメンタルケア心理専門士になれる
- こころ検定の各級の難易度と合格率
- こころ検定資格取得後の活躍の場所
- こころ検定受講者体験談
- こころ検定2級=メンタルケア心理士を目指すならたのまな通信講座がベスト
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- 通信講座申し込みから受講開始までの流れ
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厚生労働省は過重労働が原因で発症した「脳・心臓疾患」や、仕事によるストレスが原因で発病した「精神障害」状況についての労災請求件数や労災保険給付決定となった支給決定数等を年に1度取りまとめて発表していますが、2021年6月23日に令和2年度の「過労死等の労災補償状況」を公表しました。
これによると過労死等に関する請求件数は「2,835件」と前年度比で161件の減少、支給決定件数は「802件」と前年度比77件増加、そのうち死亡件数は148件(前年度比26件減少)となっています。
以下「脳・心臓疾患」と「精神障害」に細分化してデータを見ていくことにしましょう。
※「裁量労働制対象者に関する労災補償状況」については件数が少ないため、ここで割愛します。
脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況
脳・心臓疾患に関する事案の労災請求件数は784件(前年比152件の減少)、支給決定件数は194件で前年度比22件の減少、そのうち死亡件数は67件で前年度比19件の減少となっています。
業種別に多い順に見ていくと「運輸業・郵便業」では請求件数が158件に対し、支給決定件数が58件、「卸売業・小売業」では請求件数が111件に対し、支給決定件数が38件、「建設業」においては請求件数が108件に対し、支給決定件数が27件といった具合になっています。「運輸業・郵便業」では道路貨物運送業が最も多く、請求件数が118件で支給決定件数が55件ということでした。その他「製造業」や「宿泊業、飲食サービス業」「医療・福祉」などの業種が後に続きます。
また職種別において多い中に見ていくと「輸送・機械運転従事者」が一番多く、請求件数は148件で支給決定件数が60件(中でも自動車運転従事者が請求件数137件、支給決定件数58件と最多)、「専門的・技術的職業従事者」が請求件数112件に対し支給決定件数が27件、「サービス職業従事者」が請求件数80件、支給決定件数が23件となっています。
運転に関わる方の脳・心臓疾患は多いという結果が数値から見て取れます。その他の職種として「管理的職業従事者」「事務従事者」「販売従事者」「生産工程従事者」「運搬・清掃・法須藤従事者」「建設・採掘従事者」などが続きます。
次に年齢別で見ていきますと、請求件数では「50~59歳」が264件、「60歳以上」が261件、「40~49歳」が204件の順となっています。支給決定件数は請求件数と順位が異なり「50~59歳」は65件、「40~49歳」が64件、「60歳以上」が44件という順番です。高齢者になるにつれて請求に対して支給の割合が低くなるのが見て取れます。
就労形態については「正規社員・従業員」が最も多く、決定件数は171件、その後は「パート・アルバイト」「契約社員」「派遣労働者」と続きます。
最後に時間外労働時間別(1か月また2~6か月における1か月平均)支給決定件数ですが、評価期間1か月の場合だと、「100時間以上~120時間未満」が27件となっています。また「評価期間2~6か月における1か月平均」だと「80時間以上~100時間未満」が75件と最も多い数値となっています。1か月就労日数が20日~23日として、1日平均5時間以上の残業を行っている場合には脳や心臓疾患を患う危険性が高まるということが数値からわかります。
脳・心臓疾患は脳血管疾患等により死亡するケースがあるほど生命の危険性が高く、次に挙げる精神障害よりも過酷な状況を意味します。
精神障害に関する事案の労災補償状況
さて次に、精神障害に関する事案の労災請求件数ですが2,051件(前年度比9件減少)で、そのうち自殺件数(未遂を含む)は155件と前年度比47件減少でした。この中から支給決定が行われた件数は608件と前年度比99件増加、うち自殺件数(未遂含む)は81件と7件減少となっています。
業種になりますが、これは脳・心臓疾患のケースと少々異なり請求件数が一番の多いものが「医療・福祉」で488件、その次に「製造業」で326件、「卸売業、小売業」282件と続きます。これに対する支給決定件数は「医療・福祉」が148件、「製造業」が100件、「運輸業・郵便業」と「卸売業、小売業」が63件となっています。
職種でいうと請求件数が多い順に「専門的・技術的職業従事者」が523件、「事務従事者」が444件(中でも一般事務従事者が323件と最多)、「サービス職業従事者」284件、支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」が173件、「サービス職業従事者」91件、「事務従事者」が81件となっています。
年齢別で見ていきますと、請求件数では「40~49歳」が597件、「30~39歳」が490件、「20~29歳」が448件の順となり、支給決定件数は「40~49歳」は174件、「30~39歳」が169件、「20~29歳以上」が132件ということになっています。脳・心臓疾患のケースと比べて若年層が精神障害を患うケースが多いことが見て取れます。
就労形態は「正規社員・従業員」が最も多く、決定件数は1551件、その後は「パート・アルバイト」「契約社員」「派遣労働者」の順となります。
時間外労働時間別(1か月平均)の支給決定件数は「20時間未満」が最も多く68件、次は「100時間以上~120時間未満」が56件となっています。こちらも脳・心臓疾患のケースと比べてみると必ずしも長時間労働が原因というわけではなく、他の要因(後述の「出来事」)が影響していると考えられます。
最後に出来事別の支給決定件数ですが、「上肢等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」というケースが99件と最多、その後に「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」が83件、「同僚から、暴行または(ひどい)いじめ・嫌がらせを受けた」が71件と続いています。
データ参照:厚生労働省HP「令和2年度「過労死等の労災補償状況」を公表します」
仕事・職場におけるの原因とは?
脳・心臓疾患の労災補償状況と精神障害の労災補償状況を比べてみるとよくわかりますが、精神障害に関する部分は高齢者と比べると圧倒的に若い世代に多いことがわかります。社会人である以上すべての年代において何かしらのストレスを感じながら仕事を行っているとはいえ、これほどまでに精神障害で悩んでいるのが50歳より下の世代で多いという点は見逃せません。
では我々社会人は仕事・職場において実際にどのような問題を抱えているのでしょう?
仕事におけるストレスについて考えていきましょう。
そもそもストレスとは何なのでしょうか?厚生労働省が「知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス」のウェブサイト(URL https://www.mhlw.go.jp/kokoro/first/first02_1.html)で定義している言葉を引用すると、ストレスとは「外部から刺激を受けた時に生じる緊張状態」のことを指します。ここで言う外部からの刺激については天候や騒音といった「環境的要因」をはじめ、病気・睡眠不足といった「身体的要因」、不安や悩みといった「心理的要因」、人間関係や仕事に関する「社会的要因」といったものがストレスの要因として挙がっています。この要因だけ見てみるとわれわれ人間は生きているだけでストレスを感じる環境にいるのがわかります。
とはいえ、ストレスの発端はすべてがマイナスのものだけではありません。結婚や出産、進学、昇進などさまざまなプラス要因のものもストレスの原因となっているのです。中でも仕事上にてストレスを感じる原因には「人間関係」や「仕事に対する責任」、「労働条件」、「仕事のやりがい」といったものがあります。
人間関係
仕事は一人ではできません。会社には上司、同僚、部下、クライアントの存在がありますが、その方々との関係性の中でストレスを抱えることは往々にしてあります。ストレスを抱えずに仕事をすることは出来ませんが、ストレスを軽減することは出来るでしょう。しかし、人間関係では相手自身の性格を変えることは出来ません。そのためそりが合わない人物と仕事をすれば、ストレスは増大していきます。
実はストレスが原因で退職する人は退職する理由の第一位にもなるほど多く、職場の人間関係は社会生活を送る上では非常にセンシティブな問題です。そのため人間関係だけが嫌だからといって退職したとしても、新しい職場でまた人間関係に悩むことはよくあるほど、人間関係とストレスの問題においては、メンタルケアなど根本的な解決が求められます。
仕事に対する責任
若いうちは仕事における責任範囲は小さいものですが、それでも社会人になりたてのころであれば、ちょっとした仕事の責任もストレスに感じることでしょう。また経験や年数を積み重ね役職も上がっていけば、責任はさらに重くのしかかってきます。自分自身の仕事における納期やノルマ、部下の管理などを任させるようになるころにはストレスはさらに増大しています。責任ある仕事を任されることは大変名誉なことではありますが、それが過剰すぎる場合には仕事量を適度に調整していかないとストレスは減りません。
労働条件
上司によるパワハラや、同僚によるいじめ、部下の教育上の問題、給料や待遇面など労働環境もストレス要因となります。また残業が恒常的に行われている企業であれば、過剰な残業時間になっている場合にはストレスをためることにつながります。会社と言えの往復になっている、休日にも出勤している、などプライベートと仕事が切り分けできないようになってきたら危険なサインです。
昨今は「ブラック企業」といった言葉があるように、労働環境が快適である会社を探す方が難しい時代です。もちろん、法的に労働環境の整備が行われ、問題ある企業にはペナルティが与えられるケースもあります。しかしまだまだ表に現れていないところでの問題は根深く残っているようです。
仕事のやりがい
仕事に対するやりがいはモチベーションを維持するためには必要なものです。しかしすべての人が仕事にやりがいを持って行えている訳ではありません。なかには生活のためにいやいやながら仕事をしているという方もいるでしょうし、やりたい仕事ではない部署に回されてモチベーションが下がってしまったという方もいるかもしれません。
ではストレスになるとどうなるのか?
人間はストレスを抱えると「体調が悪くなる」「眠れなくなる」「怒りっぽくなる」といったことが起きてくるようになります。これらの状態は「ストレスサイン」として自分で把握できるものです。とはいえ、ストレスサインが日常化してしまうと、それをストレスと感じずに平然と過ごしてしまい、実はストレスをため続けていることに気づかない、といったことが起きてしまいます。
一番いいのは自分で気づけないストレスサインを他の人(家族や友人など)に気づかせてもらうことです。自分で気づけるのが一番いいのですが、先述のように自分のこととなるとストレスをストレスとは思わず、無視してしまうことが往々にしてあります。その結果、休息や気分転換を取ることを忘れてしまいがちです。ストレスサインが出ている状態を客観的に見たり、第三者に指摘してもらうことでストレスを抱えている状態を知ることが出来、対処法が見いだせるようになります。
自分で気付けるストレスサイン
- 何をする気にもなれない
- 気分が沈んで憂うつになる
- 自分の悪口を言われているように感じる
- いつもイライラする
- 怒りっぽくなる
- 不安な気持ちになる
- 落ち着きがない
- 息苦しく感じる
- 誰も周りにいないのに人の話し声が聞こえてくる気がする
- 熟睡できない
- 不安で何度も目が覚める
周囲の人が指摘してあげられるストレスサイン
- 表情が暗い
- 最近急に痩せた、または太った
- トラブルが増加している
- 感情の起伏が激しくなった
- 孤独になりたがる
- 独りごとを言う機会が増えた
- 常に他人の視線を気にする
- ミスや物忘れが増えた
ストレスをためないためには?
ストレスは心の病気につながります。現在日本国内では心(メンタル)の病気で通院・入院している方々が約400万人以上(2017年時点)もいます。日本国民は1億2,000万人いますので、30人に1人の割合でメンタルケアが必要とされているわけです。一生の間には5人のうち1人は何かしらの心の病気にかかると言われてます。ストレスをためないようにするには、貯めないための心構えが必要です。
ここでは、ストレスをためがちの人が、ストレスをためないために必要な「心構え(考え方)」「ライフスタイル」「相談」という3つのポイントを見てみましょう。
物事は完璧に出来るということが珍しく、多少のあそびの部分を持っておかなければ張り詰めた糸のように、ある時プツンと切れてしまうもろさを持ち得ています。しかしストレスを感じる場合、多くは「〇〇しなければならない」「〇〇しなければ他人に迷惑をかけてしまう」といったような強迫観念にとらわれてしまうことが原因となっています。
そうならないためにも、うまくいかなかった場合について考えるのではなく、わずかでもよくできた部分に目を向けていくようにするのがストレスをためない方法です。
ライフスタイル
ストレスをためないためには、日々の生活にも目を向ける必要があります。ストレスをためない生活とは、規則正しく、食事や睡眠に気を使い、適度な運動を行うのが理想です。とはいえ社会人として仕事をしていると不規則になったり、食事を抜いたり徹夜したりすることもあります。仕事漬けであれば通勤時間=運動時間となるぐらい体を動かすことも難しい方も多いのではないでしょうか。
もし規則正しい生活ができない中でも、気持ちを落ち着ける方法はあります。たとえば、お風呂に入った際にはアロマを焚いたり、音楽を聴いてリラックスをしたり、甘いものを食べたりと自分にあったストレス解消法を確立させておくと安心です。
相談
ストレスがたまってとてもつらい、そういう時には人に悩みや不安を相談することが解決することがあります。相談する内容を自分から話すことで落ち着くことが出来るケースもありますし、人からの助言によって救われることもあるでしょう。普段から心を許せるような家族や友人、会社の同僚などとコミュニケーションを取るようにしておけば、いざストレスがたまった時に、気軽に相談することができます。しかし、自分自身を知るコミュニティでは客観的な判断や意見を言えない場合もあるかもしれません。そんな場合には専門家に相談するのが良いでしょう。一番はメンタルケアに強い人(メンタルケア診断士や心理カウンセラー)であれば、適切なアドバイスがもらえる可能性は高くなります。
心理カウンセリングがもたらす効果について
家庭や仕事、現代社会が抱えるストレス環境に身を置く我々は、常にストレスを抱えている状態です。ストレスを解消する方法を実践したとしても一時的な解決は得られても恒常的なストレス解消は難しいのが現実です。特に人間関係に関する問題は、その人間との接する機会を単になくす・減らすというだけで解決するものではありません。人間が生活する以上、人と接しないで生きていくことは出来ないからです。
そこで心に悩みを抱えてしまった場合には、心理カウンセリングを受けることが効果的です。
しかし、心理カウンセリングを受けた人の中には明確な変化をすぐに感じられない人も多いと聞きます。
心理カウンセリングは1度受けるだけで解決するものではありません。何度か回数を重ねることで徐々に悩みが顕在化されます。カウンセリングを受け、自らの悩みをカウンセラーに話すこと自体がメンタルケアになる、ということもあります。自分自身を見つめ直す機会、それが心理カウンセリングの場であり、自分の感情を押し殺していたり、蓋をしていたりした悩みをカウンセラーが気づかせてくれるわけです。
とはいえ、この心理カウンセリング、何もカウンセラーから受けるだけが解決法ではありません。実はセルフカウンセリングといった形で自ら心理カウンセリングやメンタルケアについて学ぶこともできるのです。
こころの病で労災件数が45年連続1千人を越える
こころの病による労災件数は増えている!
こころのケアに欠かせない心理カウンセリングはもともと海外では一般的だったのですが、日本で一般的となってきたのはここ最近のことです。要は、ここ最近になってようやくこころのケアの重要性というものを多くの方が認識するようになったのです。ストレス社会と呼ばれるようになり、ひとりひとりの方がこころのケアの重要性を痛感するようになったという部分もあるでしょうが、実際にこころのケアの重要性を伝えるようなデータが出ています。
厚生労働省の平成26年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」によると、精神障害にかかわる労災申請と認定件数というのは確実に増加傾向にあります。
例えば、
2010年 申請件数が1181、認定件数が308となっているのですが、2011年には申請件数が1272、認定件数が325、2012年には申請件数が1257、認定件数が475、2013年には申請件数が1409、認定件数が436、2014年には申請件数が1456、認定件数が497となっているのです。
しかも、これらの数値はあくまでも申請されたものや認定されたもののみをカウントしているのです。実際にはもっと申請すべき案件もあるでしょうし、認定されるべき案件もあるでしょう。そう考えると、これらの数値というのはあくまでも氷山の一角に過ぎないのです。実際にはもっと数多くの方がこころに問題を抱えているのです。改めて「こころの病での労災が45年連続で1千人を越えている」というとまるで突然起こったことのように思えるかもしれませんが、実際には昔からじわじわと確実に蝕まれていたのです。
社会人だからこそより多くのストレスを抱えることになる
人間というのは厄介なもので、普通に生きているだけでも数多くのストレスを抱えることになります。もちろん、今の時代だからこそ発生してくるストレスもあるのですが、自分にとって喜ばしい出来事であっても周りから能力以上に期待されストレスとなってしまうことがあるのです。つまり、生きている以上はストレスから逃れることはできません。ただ、その一方で適度なストレスは人生のスパイスになるとも言われています。
しかしながら、社会人になるとスパイスとは言えないレベルでのストレスを抱えることになります。学生時代は学生時代でストレスはあったでしょうが、社会人になるとまた違ったストレスを抱えるようになるのです。社会人だからこその責任というものがプレッシャーとなりますし、仕事をこなしていかなければいけないのです。
多くの方が人間関係の円満な職場で働きたいと考えるものですが、実際にはそういった職場というのはそうそうあるものではありません。どちらかというと、自分の合わないようなタイプの方とも上手くやっていかなければいけないといった職場がほとんどでしょう。そういった中では当然、人間関係によるストレスといったものも出てきます。
職場の方が全員聖人君子ということはありません。むしろ、利害が絡むからこそついついきつい物言いになってしまうようなこともあるでしょう。人間である以上はミスも出てくるでしょうし、そのミスによって多くの方に迷惑をかけ、いろいろな相手から怒られ、謝罪行脚をすることになるかもしれません。
上司からストレスを受けているからと自分よりも下の立場の相手に強くあたり、ストレスを発散するといったことも出てくるでしょう。これは職場ではよくあることです。このように社会人だからこそ、職場だからこそより多くのストレスを抱えることになるのです。こころを病んでしまうのはある意味で当たり前ともいえるのかもしれません。
日本の雇用事情もストレスに拍車をかけている
社会人だからこそのストレス、職場だからこそのストレスというのは確実にあるのですが、今の時代はそれらに加えて日本の雇用事情もストレスに拍車をかけています。というのも、日本国内に働きたいという方がたくさんいる一方で、人件費が抑えられるからという理由で外国人労働者を多く雇っているのです。
働きたくとも働けないという方はもちろん、今働いている方も明日は我が身という状態なのです。そういった中で職を失いたくないからといって、理不尽に耐えているという方もいるでしょう。事が発覚すれば大問題となるようなことにも目をつむり、良心の呵責に耐えているという方も今まさにこの瞬間に存在しているのです。
不景気で経済も不安定、将来なんてとても考えられるような状況ではありません。日本という国が変わらなければいけないのですが、それにはかなりの時間がかかります。だからこそ、今できることをしていくしかありません。そのできることというのがまさにこころのケアなのです。こころのケアをしながらストレスに負けないように生きていくことが大切なのです。
メンタルケア心理士は心理カウンセラーを目指す初学者に最適な資格
心理学は思っている以上に幅広い
心理学というと、心理テストから人の心を読み取るといったイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。確かに、心理テストでその人の深層心理を分析するといったことも心理学のひとつではありますが、それだけではありません。心理学というのは、思っている以上に幅広い領域を持っているのです。
例えば、心理学というのは精神医学やビジネスといった別の分野にも関係してきます。人の心理についての学問だからこそ、極端な話をすれば人が関わっている分野には必ずといっていいほど心理学が関係してくるのです。
その為、、「心理学における勉強には終わりがない」と言われています。際限なく、どこまででも勉強し続けることができます。
勉強し続けることができるのはありがたいものの、終わりがなく、他の分野にも幅広く関係しているからこそ自分で「ここからここまで」と決めることが難しくなります。ゴールが見えないと、勉強のモチベーションも保つことができないでしょうし、試験勉強を始める前に挫折してしまうかもしれません。そこを乗り越えることが初学者にとっての第一歩と言えるのではないでしょうか。
メンタルケア心理士なら心理カウンセラーに必要な基礎知識を学ぶことができる
心理学に興味を持つ方の多くが心理カウンセラーを目指しています。しかしながら、心理カウンセラーになるための勉強を独学でするのは難しいものです。というのも、先でもお話ししましたように心理学には終わりがありません。だからこそ、どこからどこまでを勉強すればいいのかわからなくなってしまうからです。
ですが、メンタルケア心理士であれば心理カウンセラーに必要な基礎知識を学ぶことができます。簡単に言ってしまえば、心理カウンセラーを目指すにあたって最低限知っておきたい知識やスキルを習得できるのです。メンタルケア心理士の資格取得を目指すことによって、自動的に必要な知識やスキルを身につけることができます。
メンタルケア心理士の資格は、心理カウンセラーを目指す上で最低限取得しておきたいものとも言われています。メンタルケア心理士というのは幅広い心理学という分野の中から心理カウンセラーとして必要な知識やスキルをピックアップしてくれている資格になりますので、これから心理カウンセラーを目指すという初学者にも最適なのです。
メンタルケア心理士は通信講座で社会人や主婦でも目指せる資格
勉強時間が確保できずに資格取得を諦める方は多い
メンタルケア心理士に限ったことではないのですが、世の中には時間を確保することができずに資格取得を諦める方が多いものです。実際に、何かしらの資格を取得するのであれば、資格試験をクリアしなければいけません。資格試験をクリアするためには勉強が必要になります。勉強するためには、時間が必要になります。
特に、資格を取得するための勉強となると、やはりスクールに通うといった選択肢を一番に考える方が多いのではないでしょうか。しかしながら、スクールに通うというのはなかなか難しいものです。社会人の方であれば毎週同じ曜日の同じ時間に時間を作るというのは難しいでしょう。子育て中の主婦の方も同じです。
このように、資格を取得したいけど勉強の時間を確保できないということで資格取得そのものを諦めてしまう方も多いのです。時間に追われるような毎日を送っている現代人だからこそ、資格取得が難しくなっていると言えるでしょう。
メンタルケア心理士なら社会人や主婦でも合格できる!
メンタルケア心理士は、心理学の資格のひとつです。心理カウンセラーを目指すのであればまず取得しておきたい資格とも言われているのですが、実はこのメンタルケア心理士資格であれば通信講座で合格することができるのです。
通信講座の魅力というのは、毎週同じ曜日の同じ時間に通う必要がなく、自分の好きな時間に自分の好きなペースで勉強を進められるところです。隙間時間を活かすことができますし、時間を有効に活用していくことができます。これなら忙しい社会人の方であっても、主婦の方でもあっても安心して目指していくことができるのではないでしょうか。
メンタルケア心理士の資格というのは、難易度もそこまで高くはありません。隙間時間であっても毎日コツコツと勉強を続けていけば、誰にでも資格取得できます。どこかに通って一定時間拘束されるというわけではありませんので、自分の生活リズムを崩さずにいられます。それに勉強する内容はどれも興味深いものばかりですので、勉強が苦になることもありませんし、飽きずに続けられるのです。資格取得を諦めていた方こそ、メンタルケア心理士の資格を通信講座で目指してみてはいかがでしょうか。
メンタルケア心理士になるには?
まずは受験資格を満たすところから
これはメンタルケア心理士に限ったことではないのですが、何かの資格を取得する場合にはまず受験資格を満たす必要があります。もちろん、受験資格が特に設定されていなければ問題ないのですが、メンタルケア心理士の資格には受験資格が設定されています。
受験資格というのは、「条件をクリアしている人じゃないと資格試験を受けられませんよ」という第一のハードルです。受験資格を満たさないことには、いつまで経ってもメンタルケア心理士の資格試験を受けることができませんし、メンタルケア心理士の資格を取得することもできません。まずはメンタルケア心理士の受験資格を満たしているか確認しましょう。
メンタルケア心理士の受験資格として設定されているのは、「指定教育機関においてメンタルケア心理士講座の受講を修了した者」「認定心理士の資格を保有している者」「産業カウンセラーの資格を保有している者」「文部科学省の定める4年制大学心理学部、学科または心理隣接学部、学科卒業者」の4つになります。この4つのうち、どれかひとつでも満たしていればメンタルケア心理士の受験資格を得たことになります。
現時点でどれも満たせていないという場合には、指定教育機関のメンタルケア心理士通信講座を受講して「指定教育機関においてメンタルケア心理士講座の受講を修了した者」という条件を満たすのが一番の近道になります。
あとは勉強をして資格試験に合格するだけ
メンタルケア心理士の受験資格を満たすことができたのであれば、あとはメンタルケア心理士の資格試験に備えて勉強をして、実際に試験を受け、その試験に合格するだけです。言葉にしてしまえば簡単なのですが、メンタルケア心理士の資格試験というのはそう簡単なものではありません。もともと心理カウンセラーを目指す上で最低限取得しておきたい資格とも言われていますので、それなりの知識とスキルが求められます。
資格試験は年に4回開催されていますので、試験を受けて、合格できたらメンタルケア心理士としての登録をしていきます。これで晴れてメンタルケア心理士となることができるのです。メンタルケア心理士になるというのはゴールではなく、心理カウンセラーとしてようやくスタートラインに立てたところになります。メンタルケア心理士になっても知識やスキルを高め続けることが大切です。
メンタルケア心理士資格取得後のスキルアップ資格とは?
メンタルケア心理士にはさらに上位資格がある
メンタルケア心理士に合格できると、もっとレベルの高い資格にチャレンジしてみたくなるものです。今の時代はスキルアップというものに興味を持っている方も多いでしょうから、メンタルケア心理士の資格を取得したら更に上の資格にもチャレンジしてみたくなるのではないでしょうか。
実は、メンタルケア心理士にはさらに上位資格があります。もともとメンタルケア心理士の資格というのは、ちょうど中間的な立ち位置の資格になります。だからこそ、もうワンステップやそれ以上の資格も用意されているのです。それが「准メンタルケア心理専門士」と「メンタルケア心理専門士」の資格です。
メンタルケア心理士の上位資格として設定されているのはメンタルケア心理専門士の資格なのですが、このふたつの資格の間には知識やスキルに差がありすぎるということで准メンタルケア心理専門士の資格が急遽作られることになったのです。メンタルケア心理士の資格を取得したら、是非、准メンタルケア心理専門士とメンタルケア心理専門士の資格を目指していきたいものです。
上位資格を取得することで自信や信頼につながってくる
メンタルケア心理士の資格を取得する方というのは、ほとんどの方が心理カウンセラーを目指しているのではないでしょうか。心理カウンセラーとして活動する場合には、やはり心理カウンセラーとしての自信や信頼といったものが必要になってきます。自信なさそうな心理カウンセラーというのは信頼をなかなか得られないものです。
メンタルケア心理士の資格を取得するだけでも心理カウンセラーとしての自信や信頼といったものにつながってくるのですが、あくまでもメンタルケア心理士の資格というのはスタートラインです。上位資格がある以上は、積極的に目指していきたいものです。
メンタルケア心理士の上位資格にあたる准メンタルケア心理専門士やメンタルケア心理専門士の資格は、難易度が高いものです。だからこそ、スキルアップ資格としては十分すぎるほどですし、合格できれば自信や信頼といったものも違ってくるのです。メンタルケア心理士の資格を取得した後には、自分のスキルアップのためにも、上位資格である准メンタルケア心理専門士やメンタルケア心理専門士の資格取得を目指していきたいものです。
今、心理カウンセラーが必要とされる理由
現代人は心を病みやすい
もともと心理カウンセラーというのは、海外ではかなり重要視されていました。しかしながら、日本で心理カウンセラーが重要視されてきたのは、つい最近のことです。今になって慌てたかのように、心理カウンセラーの重要性が叫ばれるようになったのです。
これは時代背景にもよるものでしょう。時間に追われるという表現をよく使われる現代人なのですが、時間に追われるような忙しい毎日というのは心を削っていくものです。ある程度の余裕がないと、心身ともに健康ではいられないのです。
そこに持ってきて、インターネットというものが普及してしまいました。インターネットによって確かに便利になった部分はあるのですが、匿名性を悪用して人の心を傷つけるような人間も出てくるようになりました。忙しい毎日にインターネットによるストレスというのは、人の心に悪影響を与えるものです。現代人は心を病みやすい環境の中で生きているのです。だからこそ、心理カウンセラーが必要なのです。
心の問題は簡単には解決できない
体に問題があれば、薬を飲んだり手術をしたりすることによって治すことができます。しかしながら、心というのはそう簡単には治すことができません。そもそも人の心がどこにあるのかと聞かれて、明確に答えられる方は少ないでしょう。人の心というのは、もともと曖昧なものなのです。
だからこそ、心の問題を解決するのも難しいのです。体の問題と違って具体的にどこがどうなっていると明言できるものではありません。だからこそ、心の問題というのは専門家に任せなければならないのです。実際に、専門家に任せなかったばかりに心の問題を悪化させてしまったという方も世の中にはたくさんいるのです。
その心の問題の専門家がまさに心理カウンセラーなのです。心の問題を抱えやすい現代人だからこそ、心理カウンセラーの助けを得ながら生きていく必要があるのです。心の問題というのは悪化させてしまえば、どんどん治しにくくなってしまいますし、こじれていきます。早い段階で心理カウンセラーに頼ることによって悪化させずに済みますし、早くに心の問題を解決させることができるのです。
メンタルケア心理士は幅広い分野で活躍できる資格
メンタルケア心理士の資格取得後はどんな分野でも活躍できる
一般的に資格というと、ひとつの分野でしか活かせないというイメージがあるのではないでしょうか。確かに、そういった資格もあることにはあります。しかしながら、メンタルケア心理士はひとつの分野でしか活かせないということはまずありません。というのも、人の心に関係する資格だからです。
例えば、心とはまったく無縁に思えるような接客業でもメンタルケア心理士は活かしていくことができます。お客さんの話をじっくりと聞き、その希望や要望といったものを分析していくといった形でメンタルケア心理士の知識やスキルを活かしていくことができるのです。このように考えていけば、メンタルケア心理士の可能性は無限大なのです。
心理カウンセラーはもちろん、それ以外の道も
今は時代が心理カウンセラーを求めています。そのため、福祉施設にしても医療機関にしても一般企業にしても心理カウンセラーを欲しているのです。心理カウンセラーとしてもいろいろな分野で活躍することができるのですが、メンタルケア心理士の資格を取得したからといって心理カウンセラー以外の道が目指せないわけではありません。
心理カウンセラー以外にも、いろいろな道があります。例えば、心理カウンセラーではなく、心理学を指導する立場を目指すことだってできるのです。講師はもちろん、アドバイザーという形でも活躍していくことができるかもしれません。
メンタルケア心理士の資格というのは、決めつけなければいろいろな道を見つけることができるのです。心理カウンセラーとして活躍できないからそこで終わりというわけではありません。自分の考えや発想次第で、メンタルケア心理士の資格はどうにでも活かしていくことができるのです。そう考えると、メンタルケア心理士の資格というのは玉虫色の資格とも言えるのではないでしょうか。臨機応変に活かしていくことのできる汎用性の高い資格なのです。
メンタルケア心理士試験がこころ検定に変更された
メンタルケア心理士は2006年から養成されていた
心理系の資格にはいろいろなものがあります。最近になってようやく国家資格が誕生したのですが、それまでは民間の資格が氾濫している状態でした。
もちろん、今でも民間の心理系の資格が氾濫していることには変わりないのですが、その中でも特別な存在感を放っていたのがメンタルケア心理士の資格でした。実際に心理系の資格として、メンタルケア心理士の名前を見聞きしたことのある方も多いでしょう。
最近になって特に注目度が高まっていたメンタルケア心理士の資格なのですが、実は2006年からその養成はスタートしていました。2006年に養成をスタートして以来、徐々にその知名度を上げていったのです。
心理学の資格というとハードルが高いと思われがちなのですが、初心者の方でも十分に資格取得を目指せるということでこれまでに数多くの方がメンタルケア心理士の資格を取得しています。資格を取得して終わりではなく、その資格を活かして仕事をしているという方も少なくありません。
2018年度からこころ検定に変更
先でお話ししましたように、メンタルケア心理士の資格というのは心理学の資格の中でも注目を集めている存在でした。しかしながら、そのメンタルケア心理士試験は2018年度から「こころ検定」へと変更されることになりました。
もちろん、ガイドラインなどの変更はありましたが、資格としての本質というのは変わりません。簡単に言ってしまうと、メンタルケア心理士試験という名前がこころ検定という名前に変わったという理解でOKです。
身につけられる知識やスキルのレベルは変わっていませんが、受験資格のハードルが下がりましたのでより身近な資格になったと言っていいでしょう。これまで資格を取得できるだけの知識とスキルがあったのに、受験資格のせいで資格を取得できなかったという方でも資格取得を目指せるようになったのです。
名前の変更というと中には、「何かあったのでは……?」と思う方もいるかもしれません。実際に不都合があって名前を変えるというケースは世の中にたくさんあるものですが、メンタルケア心理士試験からこころ検定への変更に関しては何もありません。
こころ検定によりメンタルケア心理士資格の受験資格が必要なくなった
こころ検定への変更で受験資格がなくなった
メンタルケア心理士の資格試験は、こころ検定という名前に変わりました。以前とはガイドラインなども変わっていますし、実は受験資格も変わっているのです。
メンタルケア心理士の資格試験における受験資格としては、「メンタルケア学術学会指定教育機関において、メンタルケア心理士(R)教育課程を修了した者」「認定心理士の資格を保有している者」「産業カウンセラーの資格を保有している者」「メンタルケア学術学会が定める学士・修士申請規定を満たし、文部科学省の定める4年制大学心理学部、学科または心理隣接学部、学科卒業者で証明できる者」といったものが設定されていました。この中のいずれかひとつでも満たしておけばよかったのですが、ハードルが高いと感じる方も多いでしょう。
一方で、メンタルケア心理士の資格試験に相当するこころ検定2級の受験資格はというと、どなたでも受検可となっています。つまり、こころ検定2級に変わったことによってこれまで求められていた受験資格が必要なくなったのです。
受験資格は思っている以上に高いハードルになる
メンタルケア心理士の資格試験に限ったことではないのですが、資格試験における受験資格というのは思っている以上に高いハードルとなります。というのも、受験資格によって受験者希望者がふるいにかけられることになるのです。
知識やスキルはもちろん、やる気などの面でも十分すぎるという方であっても受験資格を満たせないというただ1点で資格試験を受けることができなかったのです。これはとてももったいないことです。
特に、メンタルケア心理士の資格試験に関してはその受験資格が結構なハードルとなっていた部分もあるでしょう。そういった中で諦めていた方でも、受験資格のなくなったこころ検定であれば気兼ねなく試験を受け、資格取得を目指せるようになったのです。
心理学の民間資格の中でもメンタルケア心理士の資格というのは、特に注目を集めていました。そのため、メンタルケア心理士の資格取得を目指しているという方も多いでしょう。
そういった方がこころ検定への変更によって、受験できるようになり、資格取得後にその資格を活かせるようになるのです。今の時代はそういった人材が求められているので、世の中のためでもあるのです。
こころ検定とは?
こころ検定は人間の心について理解するためのもの
人の心というのは目に見えないものです。しかしながら、その目に見えない心のままに人間は生きている部分もあります。
もちろん、その中で人の心について考えたり、人の心への影響といったものを無意識のうちに考えたりしているものです。ただ、心に対する知識というものが不足していると間違った方向に行ってしまうこともあります。
特に、今の時代はストレス社会と呼ばれるようになり、多くの方が心に何かしらの問題を抱えているものです。心に問題を抱えている方が多いからこそ、その心を支援できるような人材が必要になってきます。
そのためには、心についてきちんと学び、実践できるレベルまで持っていかなければいけません。そのために存在しているのがこころ検定と言えるでしょう。
初めての方が人の心について学ぶのはもちろん、基礎的な部分をしっかりと身につけた方がより高度な知識やスキルを身につけるためにも必要な検定です。人の心を理解し、その心の支援ができるような人材を育てていくための検定とも言えます。
まさに、今の時代に求められている検定というわけです。
こころ検定は資格取得も目指せる
こころ検定に限らず、「検定」と名の付くものは漢字検定や英語検定のように「○級に合格しました」という形で、知識やスキルを証明するものです。ただ、こころ検定は他の検定のように知識やスキルを証明して終わりというわけではありません。
というのも、こころ検定の場合には資格取得を目指すことができるのです。こころ検定2級の試験はメンタルケア心理士試験に相当しますし、こころ検定1級はメンタルケア心理専門士試験に相当します。
つまり、こころ検定2級合格後にはメンタルケア心理士の資格取得を、こころ検定1級合格後にはメンタルケア心理専門士の資格を取得できるのです。。こころ検定2級合格、こころ検定1級合格という形で知識やスキルを証明するだけではなく、メンタルケア心理士やメンタルケア心理専門士といった資格を取得することによってより活躍していくことができるのです。
資格取得を目指していくことができる分、将来性にも期待が持てるのではないでしょうか?こころ検定の受検資格はハードルが低いこともあり、心理学の方面で活躍していきたいという方にとっては、まずこころ検定を受検することが第一歩となることでしょう。
こころ検定試験概要
こころ検定4級と3級
こころ検定試験概要ということなのですが、まずはこころ検定4級についてです。こころ検定4級では、「心と向き合う」というのがひとつのテーマとなっており、基礎心理学における領域で知識を理解し、自分の心について理解を深めることができます。
具体的には、心と行動の関係を知る学習心理学、心と物事の捉え方の関係を知る認知心理学、体と心の関係を知る生理心理学、「見る・聴く」ことと心の関係について知る知覚心理学、自分と他人の心について知る社会心理学、気持ちとやる気について知る感情心理学、頭の良さと心の関係を知る知能について学ばなければいけません。学習、認知、生理、知覚、社会、感情、知識について勉強する必要があるのです。
また、こころ検定3級では「心を成長させる」ということがひとつのテーマになっています。基礎心理学における領域で知識・技能を身につけ、自分の心の成長を図ることができます。
具体的には、心の成長を知る発達心理学、性格と心の関係を知るパーソナリティ心理学、「教える・教わる」ことと心の関係について知る教育心理学、健やかな生活と心について知る適応と不適応、心を測定する検査学について学ばなければいけません。発達、パーソナリティ、教育、適応、検査について勉強する必要があるのです。
こころ検定2級と1級
こころ検定2級においては、「心に触れる」ということがひとつのテーマになってきます。具体的には、精神解剖生理学として生化学に関する基礎知識や解剖生理学に関する基礎知識など、精神医科学として精神障害に関する基礎知識や発達心理学に関する基礎知識など、カウンセリング基本技法としてカウンセリング概論やカウンセリング倫理などを学んでいく必要があります。
こころ検定1級においては、「心を援助する」ということがひとつのテーマになってきます。具体的には、こころ検定2級の内容に加えて精神医科学緒論として検査学やパーソナリティ心理学など、面接技法としてカウンセリング技法、応用生活心理学としてストレスに関する心理学や発達課題とストレッサーなど、カウンセリング技法として基礎心理学と心理療法や行動療法など、精神予防政策学として社会心理学・産業心理学や精神予防政策学などについて学んでいく必要があります。
こころ検定2級や1級になってくると、学ぶべき範囲も広くなってきますし、より深く理解することが求められるのです。
こころ検定に変更後は在宅試験からCBT試験へ
在宅試験からCBT試験への変更
メンタルケア心理士の資格試験に相当するのがこころ検定2級という形で、その名称が変更されました。もちろん、ガイドラインなどにも変更があるのですが、注目すべきは試験の形式です。
というのも、メンタルケア心理士の資格試験のときには在宅試験というものがひとつの強みになっていました。在宅試験というのは、文字通り、自宅にいながら資格試験を受けられるというものです。
メンタルケア心理士の資格試験の頃の在宅試験というのは、試験日当日やそれまでに送られてくる郵送物をきちんと受け取り、試験日当日の決まった時間に自宅で試験を受け、解答用紙などを期日までに返送するという流れでした。自宅で試験を受けることになりますので、テキストなどを見ることもできましたし、試験時間中でも自由に過ごすことができました。
試験会場まで出向く必要がなく、周りの人のことを気にしなくていいということで在宅試験に関しては好意的な方が多い傾向にありました。ただ、メンタルケア心理士の資格試験がこころ検定に変更となった際にこの試験の形式も変わり、CBT試験が採用されるようになったのです。
新しく採用されたCBT試験とは?
CBT試験というと難しく感じられるかもしれませんが、これは一般的な会場での試験と変わらないものです。決められた日時に決められた会場でコンピュータを使って受験することになります。
在宅試験から会場試験ということであまりよく思わない方もいるかもしれませんが、CBT試験というのは一般的な試験と比べるとかなり受験者に優しい配慮がなされています。というのも、受験者のほうで受験予約を入れられるようになっているのです。
つまり、もちろん選択肢は限られてきますが、その中でも自分にとって都合のいい形で予約を入れられるのです。在宅試験であっても結局は試験日は空けておかなければいけないので、試験のために1日スケジュールを空けるという部分に関しては同じです。
また、CBT試験の場合、ありがたいことに受験したその日のうちに結果がわかるようになっています。試験会場のコンピュータを操作して試験をすることになるのですが、試験が終了すると画面に合否結果がすぐに表示されるのです。
在宅試験の場合には合否結果が届くまでにかなりの期間がかかっていましたので、もどかしい思いをしていた方も多いでしょう。CBT試験では自宅で受けられないものの、思っている以上にメリットが多いのです。
こころ検定のCBT試験ってどんな試験方法なの?
基本的には予約を入れて試験会場に向かううだけ
CBT試験というのは、一般的な会場試験と同じようなものです。ただ、試験会場で紙の問題用紙や解答用紙を使って……という形とは違ってきます。
一般的な会場試験では一方的に決められた試験会場で受験することになります。しかしながら、CBT試験の場合には受験予約メールで受験予約を入れることになります。
もちろん、選択肢は限られているものの、その中から自分にとってもっとも都合のよい選択肢を選ぶことができるのです。受験予約を入れたら、後は予約を入れた日時に予約を入れた会場に向かうだけです。
あとは、その会場で試験を受けるだけです。ちなみに、コンピュータを使っての試験になりますので、紙の問題用紙や解答用紙とにらめっこする必要はありません。
基本的に会場へ着いたら、試験会場職員の指示に従って受験をするだけです。ただ、試験時間に遅れてしまったり、試験会場を間違えてしまったりすると受験はできませんのでその点は注意しておきましょう。テキストなどの持ち込みもできません。
四者択一で試験が終わればすぐに結果がわかる
こころ検定のCBT試験なのですが、基本的には四者択一です。問題数はそれぞれで違ってくるのですが、こころ検定4級と3級であればそれぞれ20問、こころ検定2級と1級であればそれぞれ40問となっています。
ちなみに、合格基準も公開されています。こころ検定4級と3級であれば100点中70点以上、こころ検定2級と1級であれば正答率70%以上となっています。基本的に7割がボーダーラインになるということです。
会場のコンピュータを使ってサクサクと選択肢を選んでいくだけなのですが、試験が終了すればすぐに合否結果がコンピュータ上に表示されるようになっています。つまり、試験終了と同時にすぐ結果がわかってしまうのです。
通常、試験を受けた後というのは結果が出るまでにかなりの時間がかかるものです。結果がわからないことには動けないことも多いでしょうし、そのため、結果が出るまでの時間をもどかしく思う方も少なくありません。
しかしながら、こころ検定で採用されているCBT試験であれば試験終了と同時に結果がわかります。合格であればそれこそルンルン気分で帰宅することができるでしょうし、もし不合格なのであればすぐに帰ってから勉強をし直すことができるでしょう。次のアクションにすぐ移れるのはとても魅力的です。
こころ検定は4級から1級まで4段階
4級から1級までテーマもレベルも違う
こころ検定は4級、3級、2級、1級と4級~1級までレベルがあります。それぞれでテーマも求められる内容も違ってきます。
こころ検定4級であれば「心と向き合う」、こころ検定3級であれば「心を成長させる」、こころ検定2級であれば「心に触れる」、こころ検定1級であれば「心を援助する」というものがそれぞれテーマになっています。言うまでもなく、1級がもっとも高いレベルが求められます。
こころ検定4級と3級というのは、初心者でも安心な入門編と考えていいでしょう。もちろん、勉強は必要になりますが、心理学を勉強していたという方であればポイントを復習するだけでも十分に合格を目指すことができるかと思います。
こころ検定2級と1級になってくると、一気にレベルが上がってきます。こころ検定2級であればメンタルケア心理士の資格試験に相当しますし、こころ検定1級であればメンタルケア心理専門士の資格試験に相当します。ちょっと心理学を勉強したという程度では、合格は難しいでしょう。
4段階あるからこそ上が目指せる
仮にこころ検定がひとつの級のみしかなかったら、その級で合格して満足してしまうことでしょう。しかしながら、幸いなことにこころ検定は4級から1級まで4つの段階が用意されています。
つまり、こころ検定4級からこころ検定1級まで順番に目指していくことができるのです。上があるからこそ、上を目指せるわけですし、モチベーションも維持できるのです。
しかも、こころ検定2級や1級になってくると、ぐっとレベルも上がってきます。そう簡単には合格できないからこそ、やりがいも感じられることでしょう。
特に、こころ検定2級や1級になってくるとこころ検定2級であればメンタルケア心理士の資格を、こころ検定1級であればメンタルケア心理専門士の資格を目指すことができるのです。ただ、こころ検定に合格したというだけではなく、資格取得を目指すことができるのですから、よりその経験を活かしていくことができるでしょう。
メンタルケア心理士やメンタルケア心理専門士の資格となってくると、信頼や信用を得られるようになります。心理カウンセラーとして活躍していきたいと考えている方にとっては、とても心強い資格と言えるでしょう。こころ検定からそういった資格の取得を目指すことができるののも魅力的なのではないでしょうか?
こころ検定2級合格でメンタルケア心理士になれる
こころ検定2級はメンタルケア心理士の資格試験に相当するもの
メンタルケア心理士の資格試験に関して名称の変更がおこなわれていることはご存知かと思います。メンタルケア心理士の資格試験がこころ検定2級という名前に変わったのです。
ガイドラインの変更などもありましたが、内容はほとんど変わっていません。そのため、現在のこころ検定2級がそのまま以前のメンタルケア心理士の資格試験に相当しているということになります。
メンタルケア心理士の資格試験はそう簡単なものではないということで知られていました。試験の形式は変わっているものの、難易度に関してはこころ検定2級でも代わりありません。
というよりも、試験範囲が変わっていませんので試験の難易度が変わらないのはある意味で当たり前かもしれません。もちろん、細かく見ていけば毎年合格率が異なるように難易度も微妙に変化はしているでしょうが、名称が変わったからといって資格試験の質が大きく変わったわけではないということです。
資格試験の名称は変わったものの、メンタルケア心理士という資格がなくなったわけではありません。つまり、メンタルケア心理士の資格試験に相当するこころ検定2級に合格することによってメンタルケア心理士の資格を取得できるということです。
心理カウンセラーとして十分と言われるメンタルケア心理士の資格
今の時代、心理学というものに興味を持っている方は多いでしょう。そういった中で、心の支援をする心理カウンセラーを目指している方も多いのではないでしょうか?
心理カウンセラーというのは信頼や信用といったものが重要になってきますので、資格を取得しておいたほうがいいと言われています。特に、心理カウンセラーとして活動していきたいのであれば、メンタルケア心理士の資格を取得していれば十分という話もあるのです。
というのも、メンタルケア心理士の資格を取得するにあたって勉強する内容というのは、心理カウンセラーに必要なものがすべて詰め込まれているのです。十分というよりも、メンタルケア心理士の資格を取得しておけばひとまず安心といったところでしょうか。
心理カウンセラーに限らず、心理学分野で活動していきたいと考えている方にとってはメンタルケア心理士の資格は是非取得しておきたい資格のひとつなのです。そのためにも、こころ検定2級を受験しておくべきです。
こころ検定1級合格でメンタルケア心理専門士になれる
こころ検定1級はメンタルケア心理専門士の資格試験に相当する
メンタルケア心理専門士の資格試験の名称が変更されたのはご存知かと思います。メンタルケア心理士の資格試験においても同じように名称が変更されています。
メンタルケア心理専門士の資格試験がこころ検定1級に変わったのですが、これはこころ検定1級がこれまでのメンタルケア心理専門士の資格試験に相当しているということになります。名称の変更はあっても、内容やその難易度に大きな変化はありません。
資格試験の名称が変わっただけで、メンタルケア心理専門士という資格はそのまま継続されることになります。つまり、メンタルケア心理専門士の資格試験に相当するこころ検定1級に合格することができれば、メンタルケア心理専門士の資格を取得することができるのです。
メンタルケア心理士の上位資格としてかなりの難易度を誇るメンタルケア心理専門士の資格になりますので、その資格試験に相当するこころ検定1級の難易度もかなりのものです。ちょっと心理学をかじっていた程度では太刀打ちできないものと考えたほうがいいでしょう。
難易度が高いからこそ価値のあるメンタルケア心理専門士の資格
先でもお話ししましたように、こころ検定1級はメンタルケア心理専門士の資格試験に相当するものです。そのため、こころ検定1級に合格すればメンタルケア心理専門士の資格を取得することができるのですが、メンタルケア心理専門士はかなり難易度が高い資格として知られています。
メンタルケア心理士の上位資格であり、こころ検定1級の試験内容もかなり難しいものとなっています。一朝一夕で合格できるものではないのですが、だからこそ資格を取得したときに価値が出てくることになります。
メンタルケア心理専門士の資格を取得する方であれば、やはり心理カウンセラーなどの心理学分野での活動を視野に入れているかと思います。ただ、心理カウンセラーも含めて心理学分野での活動には信頼や信用といったものが必要になってきます。
自分の心を相手に預けるわけですから、やはり信頼できる相手、信用できる相手でないと任せられません。そういったものをどこで判断していくかといったときに、ひとつの目安となってくるのが保有している資格なのです。
メンタルケア心理専門士の資格を保有していれば、十分な信用も信頼も得られるでしょう。
こころ検定の各級の難易度と合格率
こころ検定の難易度
こころ検定は4級、3級、2級、1級と4つのレベルがあります。受験をする方にとっては、やはりその難易度が気になってくるかと思います。
言うまでもありませんが、難易度としてはこころ検定4級がもっとも低く、3級、2級、1級とどんどん難易度が高くなっていきます。1級はもっとも難易度が高く、難しい試験としてもよく知られています。
心理学の資格試験や検定というのは比較的難易度の低いものが目立っているのですが、その中でもこころ検定は難易度が高い傾向にあると言っていいでしょう。試験範囲の広さなども関係してくるのですが、試験の形式といったものもこころ検定の難易度に関係していると考えられます。
というのも、心理学の資格試験や検定の中にはテキスト持ち込み可となっているものも珍しくありません。テキストには答えが載っているわけですから、テキストを持ち込むことによって難易度がぐっと下がってくるのは言わずもがなといったところです。
ただ、こころ検定というのはCBT試験が採用されており、テキストは持ち込み不可となっています。つまり、自分の頭の中に叩き込んだ知識で勝負するしかないのです。
このようにテキスト持ち込み不可となっている部分がこころ検定の難易度を上げているのでしょう。
こころ検定2級とこころ検定1級の合格率
こころ検定2級やこころ検定1級に限ったことではないのですが、やはり何かしらの資格試験を受ける際に気になってくるのが合格率です。こころ検定2級やこころ検定1級はその名称や試験の形式が変わって間もないので、まだ正式な合格率が公表されていません。
しかしながら、こころ検定2級やこころ検定1級を目指す上で推奨されている講座を提供しているところでは、講座の受講者からその合格率というものを出しています。それによると平成29年はこころ検定2級において文部科学省後援こころ検定2級対応 メンタルケア心理士講座を受講した方の中では平均合格率が54.2パーセント、こころ検定1級において文部科学省後援こころ検定1級対応 メンタルケア心理士講座を受講した方の中では平均合格率が14.6パーセントとなっているのです。
こころ検定2級とこころ検定1級を受けるなら今が狙い目?
こころ検定2級やこころ検定1級に限った話ではないのですが、何かしらの資格試験を受けるのであれば新しくなってから時間を置かずにチャレンジしたほうがいいでしょう。というのも、一般的に資格試験などは試験を繰り返しおこなっていく中でその難易度といったものを調節していくような部分があるのです。
難易度の調節というと、最初に難しいものを出してから徐々に易しくしていくというやり方もできますし、逆に最初に易しいものを出してから徐々に難しくしていくというやり方もできます。だいたい資格試験などにおいては、後者のやり方をすることが多いです。つまり、最初に易しいものを出しておいて、その合格率や合格者数などを見ながら難易度を上げていくのです。
こころ検定2級やこころ検定1級に関しては先でもお話しましたように、その名称と試験の形式が変更されています。要は新しく生まれ変わったようなものですから、難易度なども見直されている真っ最中なのです。新しくなって時間がそう経過していない今であれば、難易度もそこまで高くはなっていないはずです。
こころ検定2級に至っては文部科学省後援こころ検定2級対応 メンタルケア心理士講座を受講していれば半分以上の方が合格しているのです。こころ検定1級に関してはやや合格率が下がってくるものの、今のうちにチャレンジして合格を目指しておいたほうがいいでしょう。
こころ検定資格取得後の活躍の場所
こころ検定合格後にはさまざまな分野で活躍できる
現代においては、こころのケアというのはもはや必須とも言えます。むしろ、こころのケアなしでは心身ともに健康で生きていくことは難しいでしょう。だからこそ、こころ検定を取得していきたいところなのですが、やはり気になってくるのが資格取得後の活躍の場所です。ありがたいことに、こころ検定合格後にはさまざまな分野で活躍していくことができます。
例えば、医療現場や福祉関連の現場です。医療機関や病院、クリニックといったものはもちろん、保険所などでもこころのケアは求められるものです。福祉関連の現場でも言うまでもありません。老人福祉施設や障害者福祉施設、自立支援センターなどこちらもこころのケアが必要になってくる場所です。ハードな仕事だからこそ、そこで働く方のケアも大切になってくるのです。
他にもスクールカウンセラーや教育相談員、学生心理相談室などの教育現場でもこころのケアは欠かせませんし、一般的な企業でもこころのケアは大切です。人事部総務部内や労務部署、企業カウンセラー、営業職や販売職といったものでも役立つでしょう。さらに公設地域相談所や民間カウンセラー、ボランティアといった場所でも大いに活躍が期待できます。
心理カウンセラーとしての独立開業も
先でもお話しましたように、こころ検定の資格取得後の活躍の場所というのは思っている以上に多いものです。こころのケアに役立つ資格だからこそ、今の時代であればどこででも役立てることができるとも言えるでしょう。人がいればそこには人のこころの問題も同時に発生するものです。そう考えると、人のいる場所であればどこででも活躍することができるのです。
ただ、自分で活躍の場を作っていきたいという方もいるかと思います。そういった方であれば、心理カウンセラーとしての独立開業というのもひとつの選択肢となってきます。独立開業してカウンセリングルームを持ったり、プロカウンセラーとして仕事の依頼を受けたりすることもできるでしょう。もちろん、心理カウンセラー養成教育者という形で後継者を育てていくこともできるのです。
このように、こころ検定の資格取得後というのは様々な形に活かしていくことができますし、自分で活躍の場所を作り出すこともできるのです。大いなる可能性を秘めている資格といえるのではないでしょうか?
こころ検定受講者体験談
マイペースに勉強することができました!
仕事をしていたのですが、事情があって休業することになりました。ただ、休業といっても何もしないまま過ごすわけにはいきません。充電期間としてしっかりと活かしていきたいと考えていました。そこで休業後、仕事に活かせそうなこころ検定を受講することにしました。休業している間にもいろいろなことがあったため、思っているよりは時間がかかってしまいました。ですが、受講にあたっての期間には余裕があったのでしっかりとカバーすることができました。検定にも合格することができましたし、本当によかったです。解剖生理学などもともと知識のあった部分に関しては勉強をし直すような感じでしたが、それ以外の部分に関してはとても興味深く、勉強にも熱が入りました。漠然と知っているだけだったことが、自分の知識として落とし込むことができて本当によかったです。ノートにまとめるといったアナログな作業も結構したのですが、本当に学生時代に戻ったかのような気持ちで楽しみながら勉強を進められたような気がします。DVDでの勉強というのはあまりイメージができなかったのですが、実際に勉強をしているとこのDVDに何度も助けられました。何度も見直すことができたので、必要な知識をしっかりと身につけられたように思います。できるだけ毎日勉強をするようにしていましたが、やはり間隔をあけてしまうようなこともありました。ですが、そういったところも含めてマイペースに勉強を進めることができたのかなと思います。修了後にはやはり思っている以上の満足感と達成感が得られました。基本的にはひとりで勉強をすることになるのですが、スタッフの方のコメントなどには助けられました。勉強をするのは自分自身ですが、人の温かみを感じながらの受講でしたし、いろいろな人に助けられている、いろいろな人と一緒に頑張っているという部分がモチベーションにつながったのかもしれません。本当に感謝しています。ありがとうございます。
生きがいを見つけることができました
いつもありがとうございます。年齢を重ねていく中で、これまでの経験を活かせるような仕事がしたいと思うようになりました。自分の経験を活かして、人様の役に立てれば……と思うようになったのです。そうすれば人様の役に立てるだけではなく、それが自分の生きがいになるのではないかと思いました。いろいろな人に相談してみたのですが、専門家の方から「心理カウンセラーが向いている」と言われました。自分ひとりでは絶対に思いつくことのなかった選択肢だったのですが、専門家がそう言うなら……とすぐに心理学を勉強することにしました。ただ、心理学と一口に言っても思っている以上に範囲が広く戸惑いました。そういった中で見つけたのがこころ検定で、ひとまずはこの検定に合格できるレベルまで勉強をしようと決めました。さすがに学生の頃のようにはいきませんでしたが、それでも時間をかけて一生懸命に勉強することができました。家のこともありますので、勉強だけをすればいいという状況ではないのですが、それでもこのチャンスを逃すまいと日々頑張っています。テキストがわかりやすいのはもちろんなのですが、DVDがあるとよりいっそうわかりやすくなります。DVDのほうがすんなりと頭に入ってくるような感覚があります。勉強したことが何気ない日常の中で活かせるようになると、それもまた自信につながってきますし、モチベーションにもつながってきます。まだこころ検定を受けるところまでは至っていないのですが、これからも継続して合格を目指していきたいと思います。
独学では限界があったので助かった
こころ検定合格を目指して独学で勉強をしていたのですが、やはり自分ひとりではどこをどこまで勉強すればいいのかわからなくなってしまいます。途方に暮れていたのですが、受講することによって本当に救われました。結局は自分で勉強するというスタンスは変わらないのですが、テキストやDVDがあるのとないのとでは大違いです。それまで一生懸命に勉強していたところがあまりこころ検定には関係のないところであったり、逆にスルーしていたところがこころ検定では大事なところであったりといろいろと気づかされました。何かを目指して勉強をするならやはり効率というものは意識すべきだと思います。受講することによって、効率的に勉強が進められるようになりました。メリハリがつけられるようになりましたし、何よりも自分のやる気もアップしました。もうすぐこころ検定を受ける予定なのですが、講座で勉強したということ自体が自信につながっています。もちろん、油断できる検定ではないと思うので、油断することなく、慢心することなく当日までしっかりと勉強をし続けていこうと思います。合格して早く次のステップに移りたいです。
こころ検定2級=メンタルケア心理士を目指すならたのまな通信講座がベスト
人のこころがどんどん荒んでいき、そこからさまざまな事件に発展することも珍しくなくなりました。少し前からこころのケアの重要性といったものが取り沙汰されるようになり、その重要性を意識するようになったという方も多いのではないでしょうか?ただ、実際には現代人のこころのケアというのはまだまだ間に合っていない状況です。だからこそ、こころ検定2級でメンタルケア心理士を目指し、自分のこころだけではなく、周りのこころもケアしていくようにしていきたいものです。そのためにも、たのまな通信講座を活用していきましょう。
現代社会においてはこころのケアが目下の急務
ストレス社会と呼ばれるようになり、実際に毎日何かしらのストレスを抱えながら生きているという方も多いのではないでしょうか?基本的にまったくストレスのない人生というのはあり得ないのですが、それにしても今の時代は余計なストレスを抱え込みやすくなっています。目に見えないストレスであっても、それは確実に人のこころに影響を及ぼすものです。
特に、ここ最近ではたまりにたまったものが爆発したとしか思えないような事件が多発しています。対岸の火事で他人事のように考えている方もいるかもしれませんが、まるで映画やドラマのように思える事件であっても今の時代、明日は我が身なのです。誰もが大きなストレスを抱えやすい時代になっているからこそ、いつどこで何が起こるかわからないのです。
リアルでの人間関係、インターネット上での人間関係、物価の上昇、収入の減少、国際的な摩擦……正直なところ、ストレスの原因となるものは今の時代、山ほどあるのです。それぞれの問題に対する根本的な解決に向けての目立った動きといったものもありませんし、問題はそのまま次から次へと新たな問題が出てくることになるでしょう。ストレスは増えていく一方なのです。
ただ、問題が増えていったとしてもこころのケアによってストレスを軽減させていくことはできます。ストレスの原因が山ほどあって、多くの方が大きなストレスを抱えている今の時代だからこそ、こころのケアは目下の急務とも言えるのです。こころのケアで現代人のこころの持ち様が変わっていけば、自然と積み重なっていた問題も解決に向けて動き出すようになるかもしれません。
こころ検定2級=メンタルケア心理士で自分のこころも周りのこころもケア
こころのケアのためには、やはりそれなりの知識と技術が求められます。気持ちだけではどうにもならないこともあるのです。そのためには、こころのケアのための勉強をしていかなければいけません。
今はこころのケアに役立つ資格もいろいろとあるのですが、その中でもこころ検定2級でメンタルケア心理士を目指していくことをおすすめします。こころのケアというと心理カウンセラーという仕事を思い浮かべる方も多いでしょうが、その心理カウンセラーを目指す上で最低限取得しておきたいのがメンタルケア心理士の資格だと言われています。
つまり、こころ検定2級でメンタルケア心理士を目指していけば、心理カウンセラーとして人のこころのケアができるレベルの知識と技術を身につけていくことができるということなのです。こころ検定2級に合格し、メンタルケア心理士の資格を取得できるレベルになれば、人のこころのケアだけではなく、自分のこころのケアもできるようになります。
自分のこころのケアができれば自分自身も生きやすくなりますし、その知識や技術を通して周りの多くの人を救ってあげられるのです。こころ検定2級でメンタルケア心理士を目指すことは、自分のためにもなりますし、自分以外の誰かのためにもなるのです。
勉強するならたのまな通信講座で
こころ検定2級でメンタルケア心理士を目指すためには、勉強をしなければいけません。独学でも目指せなくはないのですが、心理学というのは終わりがない学問でもあります。そのため、独学だと効率的に勉強を進めていくのが難しくなります。
だからこそ、たのまな通信講座でこころ検定2級に合格し、メンタルケア心理士を目指すのがベストです。通信講座というと抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、たのまな通信講座はあのヒューマンアカデミーの通信講座です。そのため、たのまな通信講座で得られる教材というのはかなりクオリティーが高いですし、担当講師によるフォローも期待できます。
まとめ
今の時代はとにかく多くの方が大きなストレスを抱えているものです。だからこそ、こころのケアが目下の急務となっているのです。ただ、こころのケアをするためにはきちんとした知識と技術が求められます。こころ検定2級でメンタルケア心理士を目指すのが手っ取り早いのですが、独学で勉強するのは大変です。ヒューマンアカデミーのたのまな通信講座で効率的に勉強をしていきましょう。
3つの講座を合わせて学べるお得なセットです。受講料152,000円、標準学習期間12ヵ月、さらにサポート期間18ヵ月ついてきます。分割払いも30回だと月々5,600円になるので手軽に始めることが出来ます。すべての各講座で使うテキストのすべてを使用し、心理学の専門家を目指します。まずは初心者向けの「メンタルケアカウンセラー」からスタートとなります。終了認定書が届いたら「メンタルケア心理士」と進み、最終的に「メンタルケア心理専門士」の資格を取得できます。
人気度 |
取得できる資格 |
標準学習期間 |
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メンタルケアカウンセラーメンタルケア心理士メンタルケア心理専門士 |
12ヵ月 |
人気度 |
取得できる資格 |
標準学習期間 |
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メンタルケア心理士准メンタルケア心理専門士メンタルケア心理専門士 |
12ヵ月 |
人気度 |
取得できる資格 |
標準学習期間 |
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メンタルケアカウンセラーメンタルケア心理士 |
6か月 |
人気度 |
取得できる資格 |
標準学習期間 |
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メンタルケア心理士 |
4ヵ月 |
人気度 |
取得できる資格 |
標準学習期間 |
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メンタルケアカウンセラー |
3ヵ月 |
メンタルケア心理士講座 スクール別ランキングベスト5
取得資格 | メンタルケア心理士、メンタルケアカウンセラー、准メンタルケア心理専門士、メンタルケア心理専門士 |
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価格帯 | 49,000円 (税込)~ |
講座数 | 全9講座 |
アフターフォロー | 質問や相談は質問フォーム・FAX・郵送などで講師が直接対応。しかも、サポート期間中の質問は無制限。 |
LECリーガルマインド学習センター
取得資格 | メンタルケア心理士、メンタルケアカウンセラー、准メンタルケア心理専門士、メンタルケア心理専門士 |
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価格帯 | 49,000円 (税込)~ |
講座数 | 全6講座 |
アフターフォロー | 質問用紙 5枚 |
TERADA医療福祉カレッジ
取得資格 | メンタルケア心理士、メンタルケアカウンセラー、准メンタルケア心理専門士、メンタルケア心理専門士 |
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価格帯 | 49,000円 (税込)~ |
講座数 | 全7講座 |
アフターフォロー | 担任の先生が付き、あなたの学習指導をしっかりとサポートする個別指導センターがあります。 |
ユーキャン
取得資格 | メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種 |
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価格帯 | 35,000円 (税込) |
講座数 | 全1講座 |
アフターフォロー | 専用の質問用紙やメールでご質問ください。経験豊富な講師が、丁寧にお答えします。 |
キャリアカレッジジャパン資格のキャリカレ
取得資格 | メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種・Ⅲ種、メンタル心理アドバイザー |
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価格帯 | 20,520円 (税込) ~ |
講座数 | 全5講座 |
アフターフォロー | 受講生専用の質問メールフォームあり。 |