臨床心理学とは？

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　精神的な健康のための心理学

 

臨床心理学についてですが、臨床心理学というのは言ってしまえば精神的な健康のための心理学になります。心理学というと、恋愛や仕事で活用できる心理テクニックなどについてを思い浮かべる方も多いかと思います。しかしながら、これらは臨床心理学ではなく、また別のジャンルの心理学になります。
臨床心理学というのは、心に問題を抱えてしまった方を癒していくためのものです。さまざまな心理療法、カウンセリングなどを通して、心に問題を抱えてしまった方を癒していくことになります。もちろん、心に問題を抱えてしまった方だけではなく、問題を抱えそうになっている方への予防的な意味でも使われる心理学になります。
心理学というのは、大きくふたつにわけることができます。ひとつは基礎心理学、もうひとつは応用心理学です。臨床心理学というのは、このふたつのうち、応用心理学に分類されるものです。応用心理学という名前からもお分かりになりますように、心理学の中でも非常に実践的なジャンルになります。

 

　臨床心理学に関わる人々

 

臨床心理学に関わる人々ということですが、まず臨床心理学を研究している方のことを臨床心理学者と呼びます。今現在、心理療法にはいろいろなものがあります。その心理療法の中には、臨床心理学者によって提唱されたというものも少なくありません。心理療法の確立において、臨床心理学者の存在というのはまさに欠かすことのできないものなのです。
一方で、臨床心理学を現場で活用する方、臨床心理学を使って治療をおこなう方のことを心理臨床家と呼びます。この心理臨床家という呼び方についても一度は見聞きしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。また、臨床心理学といえばやはり臨床心理士が有名かもしれません。「臨床心理学＝臨床心理士」というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。
臨床心理士というのは、心理系の中でも最高峰で最難関といわれる資格です。この臨床心理士というのは、臨床心理学を活用して現場で活躍していくことになりますし、そのための資格でもあります。もちろん、臨床心理士には臨床心理学以外にもさまざまな知識が求められますが、臨床心理士は臨床心理学におけるエキスパートといってもいいのではないでしょうか。実際に、胸を張ってエキスパートと言えるくらいに勉強しないと臨床心理士にはなれないものです。