こころ検定よくある質問をまとめました

ストレス社会と呼ばれるようになって久しい今の時代だからこそ、こころのケアがより求められるようになっています。こころのケアのためにはやはりそれなりの知識や技術が必要になってくるのですが、そこで役立ってくれるのがこころ検定です。効率的にこころのケアに必要な知識や技術を身につけることができるでしょう。ただ、こころ検定の受検をしたことがないという方にとってはわからないことも多いかと思います。ここでは、こころ検定でよくある質問をまとめてみました。

 

CBT試験とは?

こころ検定には4級、3級、2級、1級という4つのレベルが用意されているのですが、4つすべてのレベルに共通する試験がCBT試験というものです。まずは、このCBT試験というものについて説明していきたいと思います。

 

CBT試験というのは、全国47都道府県にある約200もの会場のテストセンターでおこなわれる試験のことです。コンピュータを使用した会場試験です。受検申込期間中に申し込みをして、受検予約メール送信期間に受検の予約を入れ、受検期間中にこころ検定のCBT試験を受けましょう。通常、検定や資格試験となってくると合否がわかるまでに時間がかかり、その間にやきもきしてしまうという方も多いでしょうが、CBT試験であれば終了と同時に合否がわかるようになっています。やきもきしながら時間を過ごすこともないので、受検者の方に優しい仕様となっていると言えるでしょう。

 

また、CBT試験に必要な持ち物なのですが、一般的な検定や資格試験で必要になる筆記用具といったものは必要ありません。先でもお話しましたように、コンピュータで試験をおこなうことになりますので、筆記用具は必要ないのです。必須の持ち物としては本人確認のための写真付きの身分証1点が挙げられます。写真付き身分証を持っていないという場合には、クレジットカードや保険証などを2点用意する必要があります。もしこれらが不足している場合は受検することができませんので、注意しておきましょう。

 

さらに、CBT試験の途中退出についてですが、CBT試験では試験開始と共に試験時間がカウントされることになり、試験時間内であっても試験終了の操作をすれば試験終了となります。この試験終了以外の途中退出はできないので、注意しておきましょう。試験終了の操作をしてしまった後は、いかなる再操作もできないようになっています。ちなみに、試験時間に遅れた場合や試験会場を間違えると受検できなくなりますので、その点も注意が必要です。

 

そして、受験票についてです。一般的な検定や資格試験の場合には受験票といったものを持参することが多いです。しかしながら、CBT試験においては受検票の発送はありません。そのため、こころ検定マイページの予約確認で受検予約をした情報を確認し、その情報通りに検定試験会場へ向かうだけでOKです。

会場試験とは?

こころ検定においては4級、3級、2級、1級という4つのレベルがあるのですが、会場試験というのはこころ検定1級でのみ発生してくる試験になります。CBT試験はコンピュータを使っての試験となりますが、こころ検定1級の会場試験は実技・口述試験となります。こころ検定1級のCBT試験に合格した方のみが受けられる最後の試験ということになります。

 

会場試験に関しては受検申込の際に希望開催都市を選択し、その開催都市の受検会場で受検する形となります。東京と大阪では年に2回、北海道と宮城、愛知、福岡では年に1回となっています。受検会場は受検申込手続き完了後、それぞれの受検回の受験票発送期間に順次発送される受検票で案内されることになります。会場の都合によって、実施場所が希望開催都市から変更になる可能性もありますので、その点は注意しておきましょう。

 

また、会場試験で必要な持ち物としては、写真が貼付された受検票とHBかBの鉛筆、シャープペンシル、消しゴムといったものが挙げられます。それ以外の筆記用具は机上に出せませんので、注意しておきましょう。会場試験当日の筆記用具の貸し出しといったものはおこなわれていませんので、筆記用具は絶対に忘れないようにしておきたいところです。

 

さらに、途中退出に関してですが、実技・口述試験になりますので、基本的に途中退出はありません。というよりも、途中退出はできません。ちなみに、指定された試験開始時間に遅れた場合や試験会場を間違えてしまった場合には、受検そのものができなくなりますので、この点も注意が必要です。

 

そして、会場試験で必要になってくる受検票についてです。受検票はそれぞれの受検回の受験票発送期間に順次発送されることになるのですが、もし受検申込をした試験日から1週間前までに受検票が到着していない場合は、学会業務センターまで電話で問い合せるようにしましょう。仮に受検票が届いていたとしても、氏名や生年月日、住所などの記載内容に間違いがあった場合には、試験日前までに学会業務センターまで電話にて問い合わせをするようにしましょう。試験当日に気づいた場合には、会場の職員の方に申し出るようにします。あとは、受検票には写真貼付が必要になります。写真が受検票に貼付されていない場合には受検ができなくなってしまいますので、この点も注意が必要です。

受検できるのは何歳から?

一般的な検定や資格試験だと年齢制限が設けられていることも少なくありません。しかしながら、こころ検定は本当に誰でも受検できるようになっています。3級と4級は中学校卒業レベルを想定しているものの、それぞれの級の公式テキストを読了できれば、本当に誰でも受検できるようになっています。多くの方にとって開かれた検定となっているのです。

受検申込のキャンセルや欠席はできる?

受検申込後にキャンセルをしたくなることもあるかもしれません。しかしながら、どのような理由であったとしても申込後のキャンセルはできないようになっていますので、注意しておきましょう。もちろん、受検料の返金や試験日の変更、受検資格の他者への譲渡といったものもできません。
欠席に関しては特に手続きもなくできます。ただ、受検をしなかったり欠席したりするいわゆる棄権の場合でも受検料は返金できず、次回以降への振替もできません。

受検料の支払い方法は?

受験料の支払い方法なのですが、公式ホームページからの申込の後、クレジットカードやコンビニ、指定金融機関(銀行・ゆうちょ)から選択できるようになっています。

履歴書などにはどう記載したらいい?

こころ検定に合格した場合、履歴書などに記載することができます。第1回こころ検定1級、第2回こころ検定2級、第4回こころ検定3.4級以降の受検回で合格した合格者であれば「文部科学省後援 こころ検定(R) 〇級合格」、第1回こころ検定2級、第3回こころ検定3.4級以前の受検回で合格した合格者であれば「日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会主催 こころ検定(R) 〇級合格」という記載になります。

 

 まとめ
基本的にこころ検定というのは、とてもシンプルです。これまでに何かしらの検定や資格試験を受けたことのある方であれば、まったく問題はないでしょう。もちろん、人生で初めての検定という方でも難しいところはほとんどないかと思います。