メンタルケア心理士試験の概要

メンタルケアトリプル講座

メンタルケア心理士総合講座

メンタルケアWライセンス講座

 

 

メンタルケアカウンセラー、メンタルケア心理士、メンタルケア心理専門士の3つの資格を同時に目指す講座。

無料資料請求はこちら

 

 

メンタルケア心理士、准メンタルケア心理専門士、メンタルケア心理専門士の3つの資格を同時に目指す講座。

無料資料請求はこちら

 

 

メンタルケアカウンセラー、メンタルケア心理士の2つの資格を同時に目指す講座。カウンセリング実技実践付。

無料資料請求はこちら

 

 メンタルケア心理士は在宅試験

 

メンタルケア心理士 試験の概要ということですが、メンタルケア心理士の試験は在宅試験になります。一般的に資格の試験というと、決められた日時に決められた場所へ向かい、受験者が同じ場所で一斉に試験を受ける・・・という形を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしながら、メンタルケア心理士の試験はそういった形での試験はありません。
日時は決められているものの、試験を受ける場所というのは基本的に自宅になります。決まった日時に試験を受けるという部分は同じなのですが、試験を受ける場所が違うのです。逆に言えば、これまで試験会場で試験を受けたことのある方であればその試験会場が自宅になるというだけの話なのです。
ただ、試験会場と自宅の違いというのは大きいものです。試験会場であれば当日の天候や交通機関の乱れなどで決められた時間に到着できないという可能性もあります。しかも、仮に試験を受けられたとしても自分以外にもたくさんの受験者がいますし、その中で試験を受けるプレッシャーもあるでしょう。しかしながら、自宅で試験を受けられるとなるとそういった心配は不要になります。試験日当日には自宅で待機をしておけばいいわけですし、自宅ですから他の受験者のことを気にすることなく、試験に集中することができるのです。

 

 メンタルケア心理士の在宅試験の流れについて

 

一般的な試験会場での試験に比べると気が楽な状態で受けられるのはおわかりかと思いますが、在宅試験を経験したことのない方にとってはその流れというものが気になるかと思います。ここでは、簡単にメンタルケア心理士の在宅試験の流れについてもお話ししておきましょう。

 

まずは願書の提出をします。このとき、当然ですが記入事項に不備がないようにしておきましょう。出願方法は郵送のみの受付となっています。また、メンタルケア心理士の試験を受けるためには受験料の支払いが必要になりますので、それも忘れずに済ませておきます。銀行振り込みか郵便振替、現金書留で受験者本人が本人の名前で受験料を支払うようにしましょう。

 

次に、受験票の受け取りです。試験日から2週間前までに受験票が届くようになっています。郵便局から普通郵送されることになりますので、確実に受け取るようにしましょう。試験日の10日前になっても受験票が届かないという場合には、電話で問い合わせをします。もし、願書などに不備があった場合には受験票の発送はありませんので、注意しておきましょう。受験票を受け取ったら、いよいよ試験日当日を待つだけです。

 

試験日当日には、メンタルケア心理士の試験セットというものを受け取ります。試験日当日の午前中に願書へ記載した住所に特殊郵便で送られることになりますので、それを受け取りましょう。手渡しになりますので、受験者本人が受け取るようにしましょう。不在の場合には不在票が入りますが、試験日当日の14時までに受け取ることができないと無効になってしまいます。注意しておきましょう。

 

受験時間や受験注意事項を守った上で、受験をします。受験終了後には、試験日当日かその翌日に提出書類を指定の封筒へと入れ、郵便局の書留窓口で提出するようにしましょう。受験終了後の提出書類は、試験日当日かその翌日の郵便局消印が有効です。それ以外の消印の場合には無効となりますので、その点も注意しておきましょう。

 

あとは合否発表を待つだけになります。だいたい試験日の1ヶ月から1ヶ月半ごろに結果が出ることになっています。合否通知書の受け取り後には、認定証書のための手続きなどをしていくことになります。これがメンタルケア心理士における在宅試験の流れになります。

 

 メンタルケア心理士の試験内容について

 

先ではメンタルケア心理士の試験が在宅試験であることとその在宅試験の流れについてお話ししました。しかしながら、それよりもメンタルケア心理士の試験内容が気になるという方も多いのではないでしょうか。実際に、試験を受ける以上は何よりもその試験内容が気になってしまうものです。ここでは、メンタルケア心理士の試験内容についてお話ししていきましょう。

 

メンタルケア心理士の試験は、学科試験と文章作成から構成されています。学科試験は20問と少ないのですが、その範囲は非常に広くなっています。文章作成に関しては、総文字数800文字程度の記述問題になるのですが、文章作成が苦手だという方は文章作成の練習をするところから始めなければいけません。どちらも範囲は同じですので、その範囲をしっかりと勉強していく必要があります。

 

では、メンタルケア心理士の試験の範囲についてお話ししていきましょう。まずは、精神解剖生理学です。解剖という言葉が入っているため、中にはグロテスクなものを想像している方もいるかもしれません。しかしながら、基本的には思い描いているようなグロテスクなものはありません。あくまでも人間の体について勉強していくだけになります。生化学に関する基礎知識として染色体と遺伝子、タンパク質、酵素、脂肪、炭水化物について、解剖生理学に関する基礎知識として人体の組織の骨格、筋肉、人体の器官の消化器系、循環器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、感覚器系、内分泌系、神経系について、薬についての基礎知識として薬理学の吸収、分布、代謝、排泄、薬の形状についての知識が求められます。

 

次に、精神医科学についてです。ちなみに、DSM-Ⅳ分類法に準拠した内容となっています。多くの方がつまずくジャンルになりますので、気を抜かずにしっかりと勉強していきたいものです。精神医科学では精神障害に関する基礎知識として精神病、統合失調症、妄想性障害、気分障害、うつ病性障害、双極性障害、神経症、不安障害、パニック発作、広場恐怖、パニック障害、特定の恐怖、社会恐怖、強迫性障害、PTSDについて、身体疾患と精神症状に関する基礎知識として腎不全、肝炎、脳卒中、パーキンソン病、認知症、糖尿病、クッシング症候群、更年期障害、甲状腺機能低下症、癌、ステロイド、梅毒について、薬剤に関する基礎知識として抗うつ薬(三環系(第1群)、四環系(第2群))、SSRI(第3群)、抗不安薬のベンゾジアゼピン系、抗精神薬のフェノチアジン系 ベンザミド系、ブチロフェノン系、抗精神薬、睡眠薬系統などについての知識が求められることになります。

 

そして、心理カウンセラーを目指している方にとってはもっとも重要ともいえるのがカウンセリング基本技法です。上記に比べると、勉強しやすい分野になってくるでしょう。カウンセリング基本技法ではカウンセリングとはということでカウンセリングの目的、カウンセラーの存在、職域におけるカウンセリングについて、カウンセリング倫理としてカウンセリングに関わる倫理について、カウンセリング概論としてインテーク面接、共感的理解、転移、適応機制、カタルシス、心理アセスメントについて、カウンセリングと医療の関係としてチーム医療、地域精神医療、ケースカンファレンスについて、心理療法基本として来談者中心療法、指示的カウンセリングについての知識を問われることになります。

 

学科試験20問に文章作成が必要になるといっても、範囲はかなり広くなっています。これだけの範囲ですので、学生時代のような一夜漬けというのはまず無理ですし、山をかけても難しいでしょう。これだけの範囲をしっかりと勉強しておくことが大切なのです。

 

 メンタルケア心理士の試験対策のポイント

 

メンタルケア心理士の試験対策のポイントということですが、先でもお話ししましたように学生時代のような一夜漬けというのはまず無理です。範囲が広いので山をかけるのも無駄になるでしょう。つまり、一時的に勉強をしただけでは対処できないような試験なのです。そのため、毎日コツコツと勉強を続けることが大切です。

 

問題となってくるのは精神解剖生理学と精神医科学のふたつになってくるでしょう。もちろん、こういった分野をもともと得意にしている方もいるでしょうが、初めての方にとっては本当にハードルが高く感じられる分野になります。実際に、この分野でつまずいてしまうという方も多いのです。

 

ポイントとしては、まずは精神解剖生理学を先に進めるということです。最初はざっくりで構いません。わからないところにはチェックをつけて、その上で進めてきましょう。ざっくりとでも精神解剖生理学を終わらせたら、次は精神医科学を進めていきます。精神解剖生理学と精神医科学というのはリンクしている部分もありますので、精神解剖生理学でわからなかった部分が精神医科学をきっかけに理解できることもありますし、逆に精神医科学のわからないところが精神解剖生理学をきっかけに理解できるようになることもあります。

 

基本的に1回全体を通して勉強をしたからといって理解できるような内容ではありません。メンタルケア心理士の試験範囲となっている分野は何度も繰り返し繰り返し勉強していきましょう。何度も繰り返していくことによって、わからないところもそのうちわかるようになります。ひとつのきっかけでいくつかのことがリンクしてわかるようになることもありますので、勉強は意外に楽しめるはずです。

 

短期決戦型で進めるのではなく、長期継続型で勉強を進めていきましょう。勉強するくせがついていないという方であれば、毎日続けて勉強をするくせをつけるところから始めていきましょう。難しい内容ではあるものの、だからこそ勉強のし甲斐があるものです。わからないことがわかるようになってくると、達成感も得られます。諦めずに勉強を続けていけば、勉強の楽しさや心理学の面白さという部分にも気づくことができるのではないでしょうか。積極的に勉強を進めていきましょう。