メンタルケア心理士 過去問はどんな内容ですか?

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まずはメンタルケア心理士の試験について

 

メンタルケア心理士の過去問がどのような内容なのかももちろん重要ではあるのですが、まずはメンタルケア心理士の試験についてきちんと理解をしておきましょう。メンタルケア心理士の試験は在宅試験になるのですが、その試験は20問の学科と800文字程度の文章作成から構成されています。

 

重要なのは、この試験の範囲です。メンタルケア心理士の試験の範囲というのは、精神解剖生理学、精神医科学、カウンセリング基本技法の3つの分野になります。3つというと少ないように感じるかもしれませんが、それぞれで求められる知識というのは違ってきますし、その範囲は広いものです。油断はできません。

 

まず、精神解剖生理学では、生化学に関する基礎知識として染色体と遺伝子、タンパク質、酵素、脂肪、炭水化物の知識が問われます。解剖生理学に関する基礎知識では、人体の組織として骨格や筋肉について、人体の器官として消化器系や循環器系、呼吸器系、泌尿器系、生殖器系、感覚器系、内分泌系、神経系について問われます。薬についての基礎知識も必要で、薬理学として吸収や分布、代謝、排泄 薬の形状について問われることになります。

 

次に、精神医科学についてです。精神医科学はDSM-Ⅳ分類法に準拠することとなります。精神障害に関する基礎知識として、精神病や統合失調症、妄想性障害、気分障害、うつ病性障害、双極性障害、神経症、不安障害、パニック発作、広場恐怖、パニック障害、特定の恐怖、社会恐怖、強迫性障害、PTSDについてが問われます。身体疾患と精神症状に関する基礎知識では、腎不全や肝炎、脳卒中、パーキンソン病、認知症、糖尿病、クッシング症候群、更年期障害、甲状腺機能低下症、癌、ステロイド、梅毒について問われることになります。薬剤に関する基礎知識として、抗うつ薬(三環系(第1群)、四環系(第2群))、SSRI(第3群)、抗不安薬のベンゾジアゼピン系、抗精神薬のフェノチアジン系やベンザミド系、ブチロフェノン系、抗精神薬の睡眠薬系統等について問われます。

 

そして、カウンセリング基本技法です。カウンセリングとはというところから、カウンセリングの目的、カウンセラーの存在、職域におけるカウンセリングについて、カウンセリング倫理ではカウンセリングに関わる倫理について、カウンセリング概論ではインテーク面接 や共感的理解、転移、適応機制、カタルシス、心理アセスメントについて問われます。カウンセリングと医療の関係では、チーム医療や地域精神医療、ケースカンファレンスについても問われます。心理療法基本では、来談者中心療法や指示的カウンセリングについて問われることになります。

 

まだ勉強をしていない方にとっては何が何やらという感じかもしれませんが、これがメンタルケア心理士試験の範囲となるのです。しかしながら、学科に関しては20問しかありません。これだけの範囲を20問に凝縮することはできませんので、当然、試験で問われるところと問われないところが出てきます。それを過去問で確認していくのです。こういったメンタルケア心理士試験の範囲を知った上で、その過去問というものを見ていきましょう。

 

ずばり、メンタルケア心理士の過去問の内容について

 

メンタルケア心理士の過去問はどんな内容ですか?ということですが、ずばり、その内容についてご紹介していきましょう。ただ、過去問というのはあくまでもメンタルケア心理士における出題の傾向を知るためのものです。過去問がそのまま次のメンタルケア心理士の試験に出る可能性というのもゼロではありませんが、可能性というのはそう高くありません。過去問はあくまでもその傾向を知るためのものなのです。

 

先でもお話ししましたが、メンタルケア心理士の試験は学科と文章作成から構成されています。まずは学科について見ていきましょう。学科においては、解剖生理学は過去必ず出題されているといわれています。解剖生理学においては、骨格や筋肉などの人体組織、消化器系や循環器系、呼吸器系などの人体器官に関する基礎知識が問われることになります。それ以外でも、神経系や内分泌系、感覚器系、生殖器系からも出題されていますので注意しておきましょう。

 

次に、精神解剖生理学についてです。精神解剖生理学も高い確率で出題される傾向にあります。精神解剖生理学では生化学の基礎知識、つまり、遺伝子や染色体、炭水化物、脂肪、酸素、たんぱく質の知識が問われることになります。薬についての基礎知識もよく出題されているようです。薬の形状や排泄、代謝、分布、吸収といった知識は薬理学に分類されるのですが、このあたりも出題される可能性が高いです。

 

もちろん、精神医科学分野からも問題も出題されます。精神医科学においては、精神障害の基礎知識と身体疾患および精神症状に関する基礎知識が問われることになります。精神障害の基礎知識として、統合失調症や妄想性障害などの精神病、うつ病性障害、双極性障害などの気分障害の知識が必要になってきます。身体疾患および精神症状に関する基礎知識においては、糖尿病や認知症、パーキンソン病、脳卒中、肝炎、腎不全などがポイントになってきます。

 

学科だけではなく、文章作成も重要になってきます。文章作成では800字程度の記述問題を解いていくことになります。先で細かくご紹介したメンタルケア心理士試験の範囲からオリジナルの文章を作成しなければなりません。ただ問題を解いていくのではなく、自分の言葉で相手にわかるように文章を作成していくことが求められます。極端な話をすれば、どんなに知識があっても文章を書くのが下手であれば台無しとなってしまいます。そのため、文章作成の練習も求められるでしょう。

 

メンタルケア心理士過去問がほしい場合にはどうすればいいのか?

 

メンタルケア心理士の試験というのは在宅試験になります。問題を自宅で受け取り、解答用紙を返送することになるのですが、基本的にこのときに問題用紙も一緒に返送することになります。そのため、実際におこなわれた試験における過去問の入手というのはほぼ不可能です。

 

ただ、これまでに何かの試験を受けるときには過去問を活用していたという方も多いでしょう。大学受験であれば赤本などが代表的です。試験において常に過去問を使って勉強してきたという方であれば、メンタルケア心理士試験においても過去問を入手したいと思ってしまうかもしれません。しかしながら、先でもお話ししましたように問題用紙は回収されますので、入手はほぼ不可能です。

 

ただ、メンタルケア心理士に関しては出題傾向対策問題集というものが出されています。正確には、日本学術会議協力学術研究団体 メンタルケア学術学会認定 メンタルケア心理士(R)認定試験 出題傾向対策問題集 解答・解説つきというものになります。2014年に発売となっているもので、これが現時点でメンタルケア心理士の過去問に相当するものと考えていいでしょう。しかしながら、残念なことにこれも完売となっており、新規での入手は困難となっています。

 

結局のところ、メンタルケア心理士試験のために過去問を入手するというのは現実的ではないのです。しかしながら、だからといって諦める必要はありません。というのも、シンプルな方法ではありますが、実際にメンタルケア心理士試験を受けた方から話を聞けばいいのです。メンタルケア心理士試験の受験者数というのは増えていますし、これから知名度をさらに上げていけばもっと受験者数も増えていくでしょう。そういった方からしっかりと話を聞いていけばいいのです。

 

周りにメンタルケア心理士試験を受けた人がいないという方もいるかもしれません。そういう場合には、インターネットでいろいろと検索してみるといいでしょう。というのも、実際にメンタルケア心理士試験を受けた方がブログなどでその情報を公開していることもあるのです。過去問という現物を入手することは困難なのですが、過去問の情報を入手するのはそう難しくないでしょう。いろいろなところにアンテナを張り巡らしておきましょう。

 

メンタルケア心理士過去問はあくまでも傾向を知るためのもの

 

メンタルケア心理士 過去問はどんな内容ですか?ということでお話ししてきましたが、過去問頼りになってはいけません。というのも、過去問というのはあくまでもその試験の傾向を知るためのものです。仮に、過去問を入手して、それをやりこんだからといってメンタルケア心理士試験を一発でクリアできるとは限らないのです。

 

メンタルケア心理士試験の範囲というのは狭いようでとても広いものです。そのため、余計に過去問に頼りたくなる部分もあるでしょう。しかしながら、過去問頼りになってはいけません。過去問でその試験の傾向を知って、よりポイントを絞って勉強をしていくこと、より効率的に勉強していくことが大切なのです。

 

過去問だけで試験を簡単にクリアできるのであれば、誰も試験で不合格にはならないでしょう。過去問があるからOKという簡単なものではないのです。いつも出題されていたものがたまたま出題されないということもありますし、逆に初めて出題されるようなこともあるかもしれません。当たり前のことですが、このことをよく理解しておきましょう。

 

メンタルケア心理士試験を確実にクリアするために一番理想的なのは、メンタルケア心理士試験の範囲をすべてマスターしてしまうことです。その上で、文章作成のために文章を書く練習をして、誰からも理解してもらえるような文章を書き上げることです。もちろん、簡単なことではありません。ただ、実現できる可能性というのは十分にあると思います。もちろん、過去問からの傾向を勉強に活かしていくことも大切ではありますが、完璧にマスターするくらいの気合いはほしいものです。